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相続放棄とは?山形市での手続と注意点を司法書士が解説

  • dscvodka
  • 10月24日
  • 読了時間: 3分

 

 身近な方が亡くなられたとき、財産だけでなく「借金」などの負債も相続の対象になることをご存じでしょうか。「知らないうちに借金を引き継いでしまった」というトラブルを防ぐために有効なのが相続放棄です。


 この記事では、山形市の司法書士が、相続放棄の手続きや期限、注意点をわかりやすく解説します。



相続放棄とは



 相続放棄とは、亡くなった方(被相続人)の財産や借金を一切相続しないという手続きです。相続放棄を行うと、「最初から相続人でなかった」ことになります。


 たとえば、借金が多く残っている場合や、他の相続人との関係を避けたい場合などに選択されることがあります。ただし、一度放棄すると撤回はできません。 慎重に判断することが大切です。



相続放棄の期限


 相続放棄は、相続があったことを知った日から3か月以内に行う必要があります。

 一般的には「被相続人が亡くなったことを知った日」から起算されますが、借金の存在を後から知った場合など、事情によっては期限が異なることもあります。


 期限を過ぎると相続放棄が認められないこともあるため、「借金があるかもしれない」と感じた時点で早めに専門家へ相談するのが安心です。



相続放棄の手続きの流れ



相続放棄は、家庭裁判所で行う手続きです。市役所では受け付けていません。


  1. 必要書類の準備


     戸籍謄本など、相続関係を証明する書類を集めます。

  2. 相続放棄申述書の作成


     家庭裁判所指定の書式に沿って記入します。

  3. 家庭裁判所へ提出


     亡くなった方の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に提出します。

  4. 裁判所からの照会に回答


     「なぜ放棄するのか」など簡単な質問に書面で回答します。

  5. 受理通知書が届く


     無事に受理されると、「相続放棄申述受理通知書」が交付されます。



相続放棄の注意点



相続放棄を検討する際には、いくつかの注意点があります。


  • 相続財産を処分したり、預金を引き出したりすると「放棄できない」と判断されることがあります。

  • 放棄すると、次順位の相続人(兄弟姉妹や甥姪)に権利が移る場合があります。

  • 家庭裁判所の判断により、補正や追加書類が求められることもあります。



これらを防ぐためには、早い段階で専門家に相談するのがおすすめです。



司法書士に相談するメリット



 相続放棄の手続きは、書類の形式や期限の管理が大切です。

 司法書士に依頼することで、以下のようなメリットがあります。


  • 必要書類の収集や申述書の作成をサポート

  • 裁判所とのやりとりがスムーズに進む

  • 放棄後の相続登記や名義整理についても一貫して相談できる



 初めて相続に関わる方でも、安心して手続きを進めることができます。



山形市で相続放棄のご相談は


山形市で相続放棄をお考えの方は、

 あこや町後藤司法書士事務所(山形市あこや町1-7-19 旭ビル101)までお気軽にご相談ください。


 電話番号:023-676-9326

相続放棄の初期相談から、登記・遺産整理まで幅広くサポートいたします。



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まとめ


 相続放棄は、「期限」と「手続きの正確さ」が非常に重要です。もし借金の可能性がある場合や判断に迷うときは、早めに司法書士へ相談してください。


 安心して相続を進めるために、専門家の力を上手に活用しましょう。

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