株主優待をもらうための条件とは?優待をもらうよりも効率的な方法も?
- dscvodka
- 8月25日
- 読了時間: 2分
更新日:5 日前
株主優待は、企業が株主に向けて自社商品やサービスを提供する制度です。配当金と並んで人気のある株式投資の魅力の一つですが、実は「いつ株を持っていれば優待がもらえるのか」「どのくらい株を買えばよいのか」といった条件をきちんと押さえておかないと、せっかく投資しても受け取れないことがあります。今回は、その基本条件を整理してみます。
1. 権利確定日に株を持っていること
株主優待を受け取るためには、企業が定める「権利確定日」に株主名簿に名前が載っている必要があります。たとえば、3月末が権利確定日の会社なら、3月末時点で株を保有していれば対象になります。
2. 権利付最終日までに株を購入すること
株式の売買は「約定日から受渡日まで2営業日」かかります。そのため、権利確定日の2営業日前(=権利付最終日)までに株を購入しなければ、名簿に載らない点に注意が必要です。
例えば9月であれば9月26日(金)に保有していることが必要です。
3. 必要株数を持っていること
優待がもらえる最低株数は、企業ごとに異なります。多くは100株単位(1単元)からですが、より多くの株数を保有することで優待内容がグレードアップする会社もあります。
例えば以前のブログで紹介したアーバネットコーポレーションは、株主優待(2,500円のQUOカード)をもらうには、500株の保有が必要です。
4.長期保有の条件がある場合も
最近では「1年以上継続保有している株主にのみ優待を贈る」という会社も増えています。証券会社の口座における保有履歴で確認されるため、短期売買では優待が受けられないケースもあります。
私が保有している銘柄では、山形銀行は1年以上継続で200株保有の株主に対し、QUOカード2,000円の優待が設けられています。
まとめ
株主優待をもらうためには、
権利確定日
権利付最終日
必要株数
長期保有条件
といったポイントを押さえることが大切です。
株主優待をもらうよりも?
株主優待は魅力的な制度ですが、権利確定日後に優待分以上に株価が下がるケースも多くあります。例えば、2,000円分の優待がもらえる銘柄が、権利確定後に5,000円も株価が下落する…ということも珍しくありません。
私は実際に、優待をもらうよりも「権利確定日の直前で株価が上昇したタイミングで売却し、利益を確定する」という選択をすることもあります。
優待を受け取る楽しみを優先するのか、値上がり益を狙うのか――自分の投資スタイルに合わせて考えてみると、株式投資をより柔軟に楽しめると思います。





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