抵当権抹消登記は必要?しないとどうなるかを山形市の司法書士が解説
- gotolegal.akoya

- 1月9日
- 読了時間: 3分
更新日:1月22日
住宅ローンを完済したあと、
多くの方がこんな疑問を持たれます。
「抵当権抹消登記って、やらないといけないんですか?」
司法書士として実務をしていると、非常によく聞かれる質問です。
今回は、抵当権抹消登記は必須なのか、放置するとどうなるのかを簡単に整理します。
結論:抵当権抹消登記は義務ではありません
まず結論から言うと、
抵当権抹消登記は法律上の義務ではありません。
完済後すぐに抹消しなくても、罰則があったり、違法になることはありません。
そのため、抹消せずに何年も経っているケースも珍しくありません。
抵当権が「残っている」とはどういう状態か
住宅ローンを完済すると、
実体としての抵当権(借金の担保)は消滅しています。
ただし、登記簿上では
抵当権が設定されたままの記載が残ります。
つまり、
実際には借金はない
登記上は抵当権があるように見える
という状態になります。
抵当権抹消登記をしないと困る場面
日常生活で支障が出ることはほとんどありませんが、
次の場面では必ず手続きが必要になります。
・不動産を売却するとき
抵当権が残ったままでは、原則として売却できません。
・相続が発生したとき
相続人が「借金が残っているのでは?」と混乱することがあります。
・長期間放置したとき
抹消書類を紛失している
金融機関が合併・解散している
この場合、手続きが通常よりも面倒になることがあります。
よくある実例
20年以上前にローンを完済し、抹消登記をしていなかった不動産を
売却しようとしたところ、
書類はすでになく
金融機関も別会社に変わっていた
というケースがありました。
完済直後であれば簡単だった手続きに、
余計な時間と手間がかかってしまいました。
「今」抹消しておくメリット
抵当権抹消登記は、
書類がそろっている
状況がシンプル
完済直後が一番スムーズです。
後回しにしても費用が安くなることはなく、
将来トラブルになると負担が増えることが多いのが実情です。
自分でやる?専門家に任せる?
抹消登記はご自身で申請することも可能です。
ただし、
書類作成が不安
法務局に行く時間がない
という場合は、司法書士に依頼するのも一つの方法です。
まとめ
抵当権抹消登記は義務ではない
しかし、将来必ず必要になる手続き
放置すると、将来の自分や家族が困る可能性がある
住宅ローンを完済したタイミングで、
きちんと手続きをしておくことが安心につながります。
司法書士からひとこと
「今は困っていないから大丈夫」
と思っている間に、状況が複雑になるケースを多く見てきました。
抵当権抹消登記について不安や疑問があれば、
お気軽にご相談ください。
あこや町後藤司法書士事務所
📞 023-676-9326





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